「あなたの仕事、実は何やってるかわからなくて…」

こんな言葉を同僚から言われた経験、ありませんか?
特に総務や経理、人事といった間接部門で働く方なら、一度は感じたことがあるはずです。毎日朝から晩まで忙しく働いているのに、なぜか周りからは「何をそんなに忙しがっているの?」という目で見られる。
そんなモヤモヤを解消する報連相のコツを、今日はお伝えします。
縁の下の力持ちが評価されない理由
「あって当然」と思われる仕事の宿命
総務の仕事は、うまくいって当たり前。備品が揃っていて当たり前、手続きが滞りなく進んで当たり前。
この「当たり前」こそが、評価されにくい最大の理由です。
営業のように売上という明確な数字がない分、あなたの貢献度が見えづらいのが現実。でも、これは伝え方次第で大きく変わります。
実は会社の「安心感」を支えている
私のクライアントに、中小企業の総務責任者の方がいらっしゃいます。その方も同じような悩みを抱えていました。
ところが、報連相の方法を変えただけで、3ヶ月後には社長から「総務がこんなに会社を支えてくれていたんですね」と感謝の言葉をもらえるようになったんです。
「見えない成果」を「見える化」する3つの方法
1. 防いだトラブルを数値で報告する
従来の報告:「備品管理をしました」
改善後の報告:「備品の一元管理により、重複購入を今月3件防止。コスト削減効果は約2万円です」
あなたがいなければ発生していたであろう問題やコストを、積極的に数値化して伝えましょう。
防いだもの報告の例
- 手続き漏れによる罰金リスク回避
- 重複発注による無駄なコスト削減
- システムトラブルの早期発見と対応
2. 週次レポートで存在感をアピール
A4用紙半分程度で構いません。毎週決まったフォーマットで報告することで、あなたの業務が見えるようになります。
総務週報テンプレート例
【総務部 週次報告】○月○日〜○月○日
■今週の実績
・社員研修企画・実施(参加率95%、満足度4.2/5点)
・オフィス環境改善提案実行(月次光熱費8%削減見込み)
・各種手続き対応5件(すべて期限内完了)
■来週の重点項目
・健康診断スケジュール調整(対象者50名)
・新年度準備作業開始
3. 起こる前に価値を伝える
トラブル回避は、起こった後に「助かった」と言われるより、事前に伝える方が効果的です。
「○○の手続き期限が来週に迫っていましたが、前倒しで確認・提出を完了しました。これで期限切れによるペナルティリスクを回避できました」
このように、未然防止した価値を積極的に報告することで、あなたの先回り力がアピールできます。
安心感も立派な「成果」として伝える
目に見えない価値を言語化する
「評価 = 成果 × 安心感」という私の評価方程式でいうと、総務の仕事は安心感の部分で大きく貢献しています。
でも、安心感は放っておくと「空気」のような存在になってしまいます。だからこそ、意識的に言語化する必要があるんです。
感謝されたエピソードも活用する
「営業の田中さんから『おかげで顧客先での資料準備がスムーズにできた』と感謝の言葉をいただきました」
このような間接的な成果も、立派な実績として報告に含めましょう。
まとめ:1週間で変わる報連相習慣
縁の下の力持ちの仕事だからこそ、伝え方一つで周りの見る目が大きく変わります。
まずは来週から、数字を一つでも入れた報告を心がけてみてください。きっと「総務って、こんなにいろいろやってくれてたんだ」という声が聞こえてくるはずです。
あなたの仕事は、確実に会社の安心感を支えています。それを正しく伝えることで、正当な評価を得られるようになりますよ。
もっと体系的に学びたい方へ
評価される報連相の全体像を知りたい方は、私の著書『AI時代の報連相術』で詳しく解説しています。縁の下の力持ち職種の方向けの事例も豊富に収録していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。