← 記事一覧に戻る
「完璧主義で相談できない」デザイナーが学ぶべき70%の法則
AI時代の仕事術約4分

「完璧主義で相談できない」デザイナーが学ぶべき70%の法則

こんな経験はありませんか?

3週間かけて完璧なデザインを仕上げたのに、最終段階で「なんで途中で相談しなかったの?」と言われてしまう。未完成な状態で見せるのは怖いし、プロとしてのプライドもある。でも結果的に大幅修正で、みんなに迷惑をかけてしまった...。

実は、この悩みを抱えているのはあなただけではありません。多くのデザイナーが「完璧主義の罠」にはまり、適切なタイミングでの相談を逃しているのです。

なぜ「完璧な成果」より「70%の段階」が評価されるのか

「完璧主義で相談できない」デザイナーが学ぶべき70%の法則

前職でPMをしていた頃、私も全く同じ失敗をしました。機能の設計書を3週間かけて完璧に仕上げたつもりが、最終プレゼンで「ユーザーニーズと方向性が違う」と指摘され、一から作り直しになったのです。

その時、上司から言われた言葉が今でも忘れられません。 「完璧な成果を黙って出すより、70%の段階で相談してくれる方がずっと助かる」

なぜなら、上司やクライアントが本当に見たいのは「完成品」ではなく「思考プロセス」だからです。どんな課題を認識し、どういう方針で解決しようとしているのか。その過程を共有することで、信頼関係が生まれるのです。

「30-60-90の段階共有」で失敗を防ぐ

では、具体的にいつ、どのタイミングで共有すればよいのでしょうか。私が実践している「30-60-90ルール」をご紹介します。

30%段階:方向性の確認

  • 何を共有するか: コンセプト・課題認識・解決方針
  • タイミング: プロジェクト開始から2-3日後
  • メリット: 大きな方向転換を防げる

60%段階:具体的な形の確認

  • 何を共有するか: ワイヤーフレーム・ラフデザイン
  • タイミング: 全体の半分程度完成した時点
  • メリット: 詳細修正で済む範囲に調整可能

90%段階:最終調整の確認

  • 何を共有するか: ほぼ完成形・細部の確認点
  • タイミング: 納期の1-2日前
  • メリット: 安心感を与えつつ、微調整が可能

このルールを使えば、「未完成で恥ずかしい」という気持ちから「適切なタイミングでの確認」という認識に変わります。

報連相スキルをさらに高めたい方へ

HORENSO道場の無料ガイドで、AI時代に評価される報連相の全体像を学べます。

無料ガイドを受け取る →

「途中相談」の印象を変える魔法の言葉

多くの人が中間報告を避ける理由は、「未完成なものを見せるのが申し訳ない」と感じるからです。でも、言葉を少し変えるだけで印象は大きく変わります。

❌ 避けたい表現

  • 「まだ途中なんですが...」
  • 「未完成で申し訳ありません」
  • 「中途半端ですが見てください」

⭕️ 使いたい表現

  • 「方向性の確認をさせてください」
  • 「現在の進捗を共有いたします」
  • 「この方針で進めたいのですが、いかがでしょうか」

この違いは大きいです。前者は「未完成への言い訳」、後者は「プロフェッショナルな確認作業」として受け取られます。

すぐに使える中間報告テンプレート

実際の報告で使えるテンプレートをご用意しました。

件名:【進捗確認】○○デザイン_方向性について

お疲れ様です。鈴木です。

○○のデザインについて、現在の方向性を確認させてください。

■現在の進捗:全体の60%程度
■方針:ユーザビリティを重視したシンプルな設計
■添付:ワイヤーフレーム(PDF)

以下の点について、ご意見をお聞かせください:
1. 全体的な方向性はいかがでしょうか
2. ブランドイメージとの整合性について
3. 優先して調整すべき箇所があれば

明日中にはフィードバックをいただき、
金曜日には修正版をお渡しできる予定です。

よろしくお願いいたします。

完璧主義から「協働主義」へのシフト

最後に、お伝えしたいことがあります。

評価されないデザイナーの多くは、スキルに問題があるわけではありません。「見せ方」と「タイミング」に課題があるだけなのです。

一人で完璧なものを作り上げる時代は終わりました。これからは、関係者を巻き込みながら、みんなで最適解を見つけていく「協働主義」の時代です。

あなたの素晴らしいデザインスキルに、適切な共有術が加われば、必ず評価は変わります。明日からでも、30-60-90ルールを試してみてください。


もっと詳しい報連相のテクニックを学びたい方へ

今回ご紹介した中間報告術は、私が7年間で継続率100%を維持してきた実践知のほんの一部です。『AI時代の報連相バイブル』では、より具体的な事例とテンプレートを多数紹介しています。「正しく働いて、得をする」働き方を身につけませんか?

中間報告デザイナー仕事術完璧主義克服

報連相を体系的に学びたい方へ

HORENSO道場では、AI時代に評価される報連相の技術を体系的に学べる講座をご用意しています。

詳細を見る

関連記事

他のカテゴリも見る