「俺の方が技術力あるのに、なんであいつが先に昇進するんだ…」
そんな悔しい思いをしたエンジニアの方、実は少なくありません。コードの品質は誰にも負けない。バグ修正の数も圧倒的。なのに、なぜか同期の方が先に主任やリーダーに昇進していく。
特にリモートワークが普及してから、この現象はより顕著になっています。画面越しでは技術力が伝わりにくく、「見える化」が得意な人が評価される傾向が強まっているのです。
でも安心してください。技術力という最も重要な基盤はすでにお持ちです。あとは「見せ方」を覚えるだけで、評価は劇的に変わります。
なぜ技術力だけでは評価されないのか?

私が前職でPMをしていた頃、同じような相談を受けることがよくありました。優秀なエンジニアほど「コードで語る」文化に慣れ親しんでいるため、言語化による情報共有を軽視してしまう傾向があります。
しかし、マネージャーの立場から見ると状況は全く異なります。彼らが知りたいのは以下のような情報です:
- 現在の進捗状況:予定通り進んでいるのか
- 技術的な判断の背景:なぜその手法を選んだのか
- 潜在的なリスク:今後問題になりそうな要素はないか
- 完了予定:いつまでに何ができるのか
これらは、どんなに美しいコードを書いても自動的には伝わりません。だからこそ、私たちエンジニア自身が「代弁者」になる必要があるのです。
リモート時代の新評価基準「成果×安心感」
私は長年の経験から、現代の評価基準を以下の公式で表現しています:
評価 = 成果 × 安心感
技術力の高いエンジニアは「成果」の部分で十分な点数を持っています。問題は「安心感」の部分が低く評価されてしまうことです。
安心感とは、マネージャーや同僚が「この人に任せておけば大丈夫」と感じられる状態のこと。これは技術力とは別の軸で、主にコミュニケーションや進捗の可視化によって生まれます。
リモートワークでは物理的な様子が見えないため、この「安心感」の重要度が格段に上がっています。同期の方が昇進したのは、おそらくこの部分で差をつけられたのでしょう。




